おはぎとはなにか？ぼたもちとは？

日本の伝統的でんとうてきなお菓子かしは、とくていの習慣しゅうかんや休日きゅうじつに結むすびついています。
「おはぎ」は、春はると秋あきに祝いわれる行事ぎょうじの「お彼岸ひがん」とつながりがあります。

おはぎは、一部いちぶの地域ちいきでは「ぼたもち」と呼ばれています。
春はるに作つくられたものはボタモチと呼よばれ、秋あきに作つくられたものはおはぎと呼よばれることがありますが、どちらも実際じっさいにはおなじです。
名前なまえの区別くべつは、花はなの名前なまえからきているといわれています。

おはぎとは

おはぎは粘ねばり気けのある米こめからつくられています。
米こめを蒸むししたあとに形かたちが半分はんぶんなくなるまでつきます。

その後あと、こどもの拳こぶしぐらいの大おおきさの楕円形だえんけいにととのえて、「あんこ」とよばれる甘あまく煮にた豆まめのペーストで覆おおわれていきます。

おはぎにはさまざまな種類しゅるいがあります。

「きなこ」で覆おおわれたもおはぎです。
きなこはローストされた大豆だいずのこなです。
そのため「きなこおはぎ」は味あじと風味ふうみがまろやかで優やさしいおはぎです。

きなこおはぎからは秋あきの色いろを感かんじさせます。

ごまおはぎは、白しろゴマと黒くろゴマがたっぷりとまぶしてあり、甘あまさ控ひかえめの大人好おとなごのみのおはぎになっています。
粉砕ふんさいしたゴマの香かおりが食欲しょくよくをそそります。

地域ちいきによっては中なかにあんこをいれる場合ばあいもあります。
すべてのおはぎには個性こせいがあり、あなたをたのしませます。

春はると秋あきのお彼岸ひがんの両日りょうじつに、私わたしのお母かあさんは重箱じゅうばこいっぱいにおはぎを作つくりました。

おはぎでいっぱいになった重箱を人々と分かち合う。
おはぎはとてもおいしく、私は一日中いちにちじゅう食たべても飽あきることはありません。

おはぎには有名ゆうめいなことわざがあります。
「棚たなからぼたもち」

意味いみ：苦労くろうしないで思おもいがけない幸運こううんを得えること。

このフレーズは、「たなぼた」と省略しょうりゃくすることができます。
たなは「棚」たなを意味いみし、ぼたは「ぼたもち」を意味いみする。